ソニーは2月22日、手のひらサイズながらもデジタルハイビジョン(HDV1080i方式)対応のハンディカム「HDR-HC3」を発表した。3月3日より発売、市場推定価格は16万円前後という。サイズは幅82×高さ78×奥行139mm。容積は490CC、重量は500g。新システム開発によりICチップを統合し、従来機で3枚使用していたメイン基盤を1枚に集約させたこと、レンズブロックを小型化したことで、2005年7月に発売された「HDR-HC1」と比べて容積、重量ともに約26%削減したという。
手のひらサイズの「HDR-HC3」 |
HDR-HC3では新たにHDMI端子を装備。ハイビジョン映像の撮影だけでなく最大400万画素の静止画も記録できるのが特徴だ。動画撮影中にも同時に静止画を記録できるが、最大230万画素(16:9)となる。ICハイビジョンモデル用に新開発した「クリアビッドCMOSセンサー」により、最低被写体照度11ルクス(従来モデル15ルクス)から可能になった。より感度が高くなったことで、これまで暗めに映りがちだった室内での撮影に有効だという。記録メディアはミニDVカセットテープだ。液晶モニターは、2.7型「クリアフォト液晶プラス」を採用しており、色再現コントラストを約1.6倍、液晶ドットも21.1万と従来モデルよりも大幅にアップした。
カラーは、ブラックとシルバーの2種類。握りやすさを追求し、7度傾けたグリップボディ、クルマの塗装で使われているUVコート加工など質感や使いやすさにもこだわった。
同社では、ハイビジョン対応TVの普及に伴い、大切な映像をハイビジョンで美しく残すことを提案してきたいとしている。
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