Apple Computer最高経営責任者(CEO)のSteve Jobsが米国時間10日にMacworld 2006で発表した同社初のIntelチップ搭載コンピュータに話題が集中しているが、「MacBook Pro」という最新ノートPCラインの名称には予想外の注目が集まっている。
Macworldで発表された新型ノートPCは2機種で、それぞれ1.67GHzと1.83GHzのIntelプロセッサを装備している。ともに発売は2月を予定している。Jobsは、新型ノートPCをMacノートPC史上最速と称したが、これは間違いなく聴衆の耳に心地よく響いたはずだ。
それに比べて、新型ラップトップの名称の方は、どうやらそうではなかったようだ。
新型ノートPCは、PowerPCチップを採用していない。そのため、これまでの「PowerBook」という名称は意味をなさなくなっていた。しかし、多くのブロガーが、製品スタイルの決定や宣伝に携わるApple上層部は、もう少し気のきいた名前をつけることができたはずだと感じている。
ブログ界の評価としては、とにかく「MacBook」という名称がダサいというものから、「Pro」を追加したのは、Macがプロ向きではないというアンチApple派の意見に反応したにすぎない、というものまでさまざまだ。また、Appleが「Pro」を使用したのは、同社が一般ユーザー向けの下位機種に取り組んでいるためではないかと推測しているブロガーもいる。
新しい名称が示唆するものが何であれ、ブログ界が落胆しているのは確かだ。ブロガーらは、製品性能と同じくらいスタイルを誇りとするAppleだからこそ、名称を決める際のブレーンストーミンングにもう少し時間を費やしてほしかったと残念がっている。
ブログ界の反応:
「この名前は最悪だ。あまりにも最悪すぎて、1987年にありそうなどうしようもないMac会計ソフトを連想させる」
--Daring Fireball
「MacBook Proという名称はダサい。重ねて言うが、MacBook Proという名称はダサい。iBook ProとかPowerBook Core Duoはどうだろう。確かに『Power』はなくなった(PowerPCチップは使われなくなった)が、ずっとPowerBookであり続けてきたではないか」
--Breaking Windows 2.0
「この新しい命名規則について考えてみた。プロ用ノートPCがMacBook Proならば、コンシューマー用ノートPCはMacBook Liteになのか。ひょっとすると、コンシューマー用デスクトップのMac miniにならってMacBook miniかもしれない。別の考えとしては、コンシューマー用ノートPCはコンシューマー用デスクトップiMacの下に位置させて、iMacBookとするのかもしれない。プロ用マシンはすべてMacを付け、コンシューマー用マシンにはすべてiMacを付ける。つまり、Mac Pro、MacBook Pro、iMac、iMacBookとする。いずれにしても、言いにくいのは確かだ」
--ZDNetのThe Apple Core
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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