ソニーは1月5日から米国ラスベガスで開催されるデジタル家電の展示会「2006 International CES」において、ロケーションフリーに対応した携帯電話の試作機を披露する。欧州で2006年夏の発売を目指す。
ロケーションフリーは、ブロードバンド環境があれば、外出先や海外でも自宅で見られるテレビ番組やHDDレコーダーに保存した映像がPCやPSPで視聴できるというもの。必要となるベースステーションが3万5000円前後と手ごろなこともあり、人気を集めている。
ロケーションフリー対応の試作機 |
今回ソニーが披露した試作機はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製で、無線LANと第3世代携帯電話のネットワークに対応する。2.8インチのQVGAタッチパネルを搭載したハイエンドモデルだ。
ロケーションフリーはベースステーションを核に、さまざまな機器でテレビが見られることを目的に開発されていた。説明員によれば、この試作機はソニー・エリクソンとソニーが共同で開発しているもので、2006年夏の発売を目指しているという。ただし欧州市場をターゲットとしており、日本市場への投入については未定とのことだ。また、今回の試作機は外部メモリに保存した映像を流しており、実際にベースステーションと通信して映像を流しているわけではないとしている。
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