Apple Computerの新型15インチPowerBookを購入した一部のユーザーから、画面に邪魔な横線が表示されることに対して不満の声が上がっている。
Appleの掲示板では、この件に関する激しい議論がしばらく前から展開されており、その深刻度や、Appleが画面の交換に応じるべきかどうかといった内容まで、さまざまな意見が出されている。
Jason Hiltonというユーザーは、「旧モデルのディスプレイはクリアで安定している。ところが、新型のディスプレイは各ピクセル列ごとに黒い横線がかなり顕著に見える。グラフィックデザイナーにとってはストレスがたまる」と書き込んでいる。
Appleは「技術的な問題があればAppleCareに連絡して欲しい」との声明を出したものの、詳細なコメントは控えている。
同社は10月19日に新しいPower Mac G5や写真編集ソフトウェア「Aperture」とともに、高解像度の画面を搭載した新型PowerBookを発表した。この時には、15インチと17インチの両モデルに新たに高解像度画面が搭載された。ただし、苦情は15インチモデルに集中している。
一方、この問題の特定に役立てようと、自分のウェブサイトに画像ファイルを公開したMacユーザーもいる。
一部のユーザーは、コントラストを最も低く設定すれば問題解消に役立つと示唆している一方、これを対した問題ではないという者もいる。また、2000ドルもするラップトップとしては十分な期待に応えられていない、との意見もある。
この議論は、ドット落ちをめぐる液晶画面の品質の問題を思い起こさせるものだ。液晶画面には常時点灯(明)もしくは常時消灯(暗)している画素が存在する場合がある。これについてはメーカーごとにポリシーが異なり、具体的なドット落ちの制限数を設定しているところもあれば、もっと複雑な公式を適用するところや、ケースバイケースで対応しているところもある。
Appleではこの問題に関し、「ピクセルの異常」は当然予想されるものだとする見解を公開している。ただし、そこにはどの程度になれば容認できない欠陥となるのかは明記されていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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