長瀬産業は11月29日、PCを使わず、CDやコンポからダイレクトエンコーディングした楽曲でも楽曲情報が取得できる新オーディオプレイヤー「TRANSGEAR HMP-100」を12月10日より発売すると発表した。6GBのHDDを搭載し、カラーはブラックとホワイトの2色。12月10日に販売されるのはブラックのみという。同社の販売サイトDVDirectのみでの発売で、価格は24,900円だ。
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このプレイヤーの特徴は、アナログ入力で取り込んだ楽曲のアナログ音声の波形をもとに、楽曲データベースを検索できることにある。これにより、これまでのダイレクトエンコーディング対応プレイヤーでは実現できなかった、曲のタイトル、アーティスト名の取得が可能になった。
端末の本体には、楽曲データベースと識別技術を持つgracenote社の「Embeded-CDDB/Music ID」があらかじめ組み込まれており、現在のサービスでアクセスが高い350万曲のデータを持つという。新譜など新しい曲の追加があった場合、本体にないデータベースを検索したいときは、携帯電話を使ってデータベースを検索することが可能だ。
なお、携帯電話でのデータベース検索はパケット通信で行われ、各社の第三世代ケータイでの使用を想定しているとしている。
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プレイヤーのデザインは、JR東日本の成田エクスプレスや新幹線こまちなどを手掛けた実績のある、GKインダストリアルデザインに依頼。「単にデザインがいいだけでなく、機能性にもこだわった」(新事業開発室 トランステクノロジー課 統括次長 平塚浩氏)と自信をみせる。
「いま、デジタルオーディオプレイヤーを使っているのは、30代が中心。10代、20代はまだMDなどの機器から乗り換えられていない。PC不要をうたったMusicコンポなどもあるが、楽曲のデータを得るにはインターネットの環境が必要になる。インターネット環境を持つ人は、PCも持っている人だろう。そこで、だれもが持っている携帯電話を使用した」(平塚氏)とあくまでPCレスにこだわったプレイヤーであることを強調した。
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