ロンドンのヒースロー空港に「Google Space」がオープンした。このコンピュータブースが並んだカフェスタイルの空間は、同社が実在の世界に作った初めての施設で、利用者を楽しませるほか、Googleの新製品テストの場としても利用される。ヒースロー空港のターミナル1に設けられたGoogle Spaceには、SamsungのノートPC10台が用意されている。
現地時間11月22日に始まったGoogle Spaceのテストは12月19日まで実施される。テスト期間中には、世界各地から集められたGoogle社員が朝7時から夕方7時まで詰めることになっている。
Googleは、同プロジェクトの第1の目的として、旅行者に時間を有効活用してもらい、空港で生産的な活動をしてもらうことを挙げている。また、同社は、Google Spaceを活用して新しいアプリケーションの実地テストを行いたい意向であることも認めている。
Googleの欧州担当マーケティングディレクターLorraine Twohillは「Google Spaceのおかげで、人々は暇な時間を有効活用できるようになる。一方、Googleはこのスペースを新製品テストの場として活用し、ユーザーからフィードバックを得られる」と述べている。
同社は先週、ロンドンでGooglePlexオフィスを開設したが、その際にワイヤレスサービスの開発に対する熱意を明らかにしており、米国の一般家庭よりも、欧州のユーザーのほうがワイヤレスサービスの利用に慣れていると述べていた。しかし、Google Spaceプロジェクトの創設者の1人で、プロダクトマーケティングマネージャを務めるAndy Kuによると、Google SpaceではいまのところWi-Fiサービスは提供されていないという。
同社は今回、Google Spaceの設置場所として空港を選んだが、今後は駅や病院など、多くの人が集う他の場所でも同様のサービスを提供する可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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