日立製作所は、幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2005において、「Micro Data Archive」という超小型の光ディスクを発表した。ディスクの直径は28mmと500円玉程度の大きさで、ディスクドライブはコンパクトフラッシュType-IIのインターフェースを持つ。
ディスクはROMディスクで、容量は現在500Mバイト程度という。今はDVDと同じ赤色レーザーを使っているが、Blu-ray DiskやHD DVDと同じ青紫色レーザーを使えば1Gバイトまで容量を増やせるとのことだ。
日立ではこのROMディスクにゲームなどのコンテンツを入れて販売する考え。「HDDやフラッシュメモリの場合、電気的にデータを保存するため記憶媒体の寿命が短い。光ディスクであれば半永久的にデータを保存できる」(説明員)。携帯電話などでの利用を想定しているという。
今回出展されたディスクドライブはモックアップだが、すでに設計は済んでおり、年内にも試作品を製作するという。ただし商品化の時期については明らかにしていない。
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