NECは9月6日、動画配信サービス「BIGLOBEストリーム」をリモコン操作で簡単に視聴できる個人向けPC8機種を同日より販売すると発表した。AV機能を強化して差別化を図るとともに、BIGLOBEストリームの利用者の増加を狙う。
動画視聴ソフトの「MediaGarage」を通じて、BIGLOBEストリームにアクセスする。同梱されたリモコンにはMediaGarageを起動させる専用ボタンがあり、Windowsが起動していればリモコンだけで操作できる。
BIGLOBEストリームはNECがBIGLOBE上で提供している動画配信サービス。動画数は無料のものが5000本以上、有料のものが1万本以上で、ニュースなどの動画は会員登録しなくても視聴できる。2005年7月における月間視聴者数は約173万人といい、NECでは2006年3月までにこれを300万人に、2008年3月期には1000万人に拡大したいと意気込む。
「劇場版を含め、宇宙戦艦ヤマトのアニメがすべて見られるストリーミングサービスは初めて」(NEC)という |
今回発表された8機種からのみ利用できる無料コンテンツとして、「NEC PCチャンネル」を用意した。アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が84本、魚やサンゴなど沖縄の海中の様子を撮影した映像「沖縄水中映像」が35本ある。視聴期間は宇宙戦艦ヤマトが12月31日まで、沖縄水中映像が2006年3月31日まで。いずれもストリーミングのため、コンテンツをPCに保存することはできない。
6日より販売されるPCは、デスクトップPCのVALUESTARが4機種、ノートPCのLaVieが4機種。Intelのデュアルコアプロセッサ「Pentium D 820」を搭載した水冷PC「VALUESTAR X」や、ステレオスピーカーを内蔵した充電器「ミュージックスタンド」 が同梱されたノートPC「LaVie A」などがある。いずれもオープン価格だが、同社のオンラインストアであるNEC Directでは、VALUESTAR Xが10万4790円から、LaVie Aは16万2015円からとなっている。
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