InterVideo Digital Technologyは米国時間15日、PCメーカーのDellがInterVideoのDVD再生ソフトウェアに関連する特許を侵害したとして、同社を提訴した。
InterVideo(本社:カリフォルニア州フレモント)は、Linuxをベースにした「InstantOn」技術関連の特許を侵害している製品が、Dellによって製造/販売/輸入されているとして、裁判所にそれらの行為を禁止するよう求めている。InterVideoの再生ソフトウェアをインストールしたコンピュータでは、DVDディスクが挿入されると、自動的に映画タイトルの再生が始まるようになっている。
InterVideoは、カリフォルニア北部地区連邦地方裁判所でこの訴訟を起こした。
Dellの広報担当は、注目度の高い今回の訴訟についてコメントしないと語ったが、同社はInterVideoが発表した声明で、初めて同社が提訴された事実を知ったという。
両社の法廷闘争は今回が初めてではない。同社は2002年に、「WinDVD」という自社製品に関する特許権侵害訴訟で、Dellに35万株の自社株を発行し和解している。
InterVideo によると、InstantONを使用することにより、ユーザーは自分のPCと他の家電機器を接続し、テレビを見たり、音楽を聞いたり、写真を見たり、DVDを鑑賞できるという。
InterVideoは昨年、台湾のPCメーカー、Acerに対する2件の特許権侵害訴訟を解決したが、それらの訴訟もInstantOnに関係したものだった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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