コミュニケーションや画像認識に優れた小型ロボット「HOAP-3」

エースラッシュ2005年07月05日 22時04分

 富士通オートメーションと富士通研究所は7月5日、共同で小型ヒューマノイドロボット「HOAP-3」を開発し、受注と販売を開始した。価格はオープン価格。

 「HOAPシリーズ」は、最初に「HOAP-1」が2001年に発売され、それ以来開発が進められてきた。その最新版である「HOAP-3」は、身長が60cmで体重が8.8kgある。前バージョンの運動性能を継承しつつ、コミュニケーションや画像を認識する機能など、外部との連携を強化した研究開発用ロボットだ。

 音声認識や合成機能を標準で搭載し、CCDカメラと画像認識機能を組み合わせることで、人との対話などのロボットを使ったコミュニケーションの研究や、視覚と動作を連動させたロボットの開発が可能になった。また、表情用のLEDを搭載したほか、28の関節を使って複雑な動作もできる。すべての機能は、パソコンによって有線でも無線でも制御可能だ。

 ハードウェアとソフトウェアの内部インターフェース情報は、従来の「HOAPシリーズ」と同様に公開される。開発プログラムの事前確認が可能なシミュレーションソフトも添付されているため、ユーザーが効率的にプログラムを開発し、組み込める。

 同社は同製品を7月13日から17日に大阪市住之江区のインテックス大阪で開催されるROBOTREX2005に出展する。

今回発売された小型ヒューマノイドロボット「HOAP-3」

富士通オートメーション

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]