NTTドコモは5月17日、PC用サイトが見られるフルブラウザを搭載した端末など、FOMAの新シリーズである「901iS」の5機種を発表した。ボーナス商戦に向け、6月ごろに発売する予定だ。
901iSシリーズは、全機種がiモード FeliCaに対応した。また、米Adobe SystemsとACCESSが共同で開発したPDF文書閲覧ソフトウェアの「Adobe Reader LE」を搭載し、PDFファイルを閲覧できるようになっている。
新たにFOMA用の800MHz帯「FOMAプラスエリア」に対応し、800GHz帯と2GHz帯の両方で通信できるようになった。これにより、これまでFOMAが通じにくかった山間部でも利用可能になるという。
端末のラインアップはNEC製のN901iS、富士通製のF901iS、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のP901iS、シャープ製のSH901iS、三菱電機製のD901iSの5機種。
なかでもN901iSはACCESS製のフルブラウザ「NetFront」を搭載し、iモードサイトとPC用サイトの両方が閲覧できる。NetFrontのバージョンについては明らかにしていない。また、フルブラウザで利用した分の通信料金はパケット定額制の「パケ・ホーダイ」が適用されず、契約する料金プランに応じて1パケットあたり0.015〜0.2円の通信料金がかかる。
SH901iSは有効画素数316万のCCDカメラを搭載する。D901iSも有効画素数200万、記録画素数400万のオートフォーカス付きCCDハニカムカメラを搭載している。このほか、D901iS、F901iS、P901iSの3機種は電源を入れると自動的に標準時刻を取得して時間を合わせる自動時刻補正機能を備えている。
いずれの端末も販売価格は901iシリーズと同程度の3万5000円前後となる見込みだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」