Xbox担当幹部、次世代ゲーム機を語る

David Becker(CNET News.com)2005年04月28日 18時46分

 カリフォルニア州パロアルト発--MicrosoftのXbox担当幹部は米国時間27日、ソニーのPlayStation Portableは素晴らしい製品だが、リビングルームの覇権争いでは、ソニーにとって何のアドバンテージにもならないだろうと述べた。

 MicrosoftのRobbie Bach(バイスプレジデント兼Xbox部門責任者)は、当地で開催されたChurchill Clubのイベントで、ソニーが洒落た携帯ゲーム機を設計した点を評価した。しかし、同氏はPSPがどのような成功を収めようとも、次期PlayStationの売り上げを押し上げる役には立ちそうもないと述べた。

 「PSPは美しい製品だ。あの工業デザインは素晴らしい」とBachはPSPについて述べたが、しかし「世間はPSPと次期PlayStationを一緒には考えないと思う」と続けた。

 SonyとMicrosoftは来月、それぞれのゲーム機の新バージョンをElectronic Entertainment Expo(E3)で発表し、100億ドルの市場規模を持つビデオゲーム業界の覇権をかけた新たな戦いを開始することになっている。Microsoftは、それに先駆け、5月12日に放送予定のMTVの特別番組で次期Xbox披露する。

 Bachは、通常のプレス発表会の代わりに、世界規模のテレビ番組で次期Xboxを公開するという決断について、ゲームがニッチな人々以外にもアピールするものになっているとの認識に基づいて下したと説明した。

 「ゲーム業界は今回初めて、まず消費者にこれを見せたいと言っている」とBachは述べた。

 Bachによると、ビデオゲームのハードウェアはこの先も現在の4〜5年周期のペースで進歩し続けることになりそうだが、その一方で消費者はソフトウェアのアップデートやオンラインゲームサービス「Xbox Live」を通じて、少しずつ機能の強化が図られることも期待できるという。

 「もちろん、どこかの時点で次の世代のマシンが出てくるだろう。しかし、それまでの間にも、機能強化がいまよりもずっと頻繁に行われることになる」(Bach)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画広告

企画広告一覧

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]