デジタルストレージメディアにどの程度の寿命を望むだろうか。20年、25年、30年、それとも40年?
米政府と、光学ディスクのメーカーがつくる業界団体が共同で、企業や政府機関に対して、この質問の答えを求める調査を開始した。
米国標準技術局の政府情報保管分科会(GIPWoG)は、CDやDVDの寿命をラベル表示する標準的な手法の開発に取り組んでいる。光学ディスクは多くの政府機関や民間団体にとって「最適なストレージ手段」となっており、ユーザーはこれらのメディアに保存された情報の寿命について知っておくべきである、とGIPWoDは述べている。
「書き込み可能なCDやDVDは非常に安定していて丈夫である。しかし、多くの成功している技術に見られるように、多数のメーカーが世界的な市場に参入しており、製品の品質にもバラツキがある」と同分科会のウェブサイトには書かれている。
そのため、「最低価格入札者から購入する」という慣行が、結局は品質の問題を悪化させる可能性があるとGIPWoGは述べている。
現在GIPWoGは、業界団体のDVD Associationと協力しながら、「書き込み可能なCDやDVDのための長期的な基準値」の策定に取り組んでいる。このアイデアは、ディスクがどれだけもつかをテストするのではなく、ディスクが少なくともある一定の年数は持ちこたえるかどうかを明確にするというものだ。
「デジタル技術の老朽化や変遷の問題を考慮すべきだ。通常の長期デジタルストレージ戦略として、100年(または『永久』)という期間は現実的だろうか。データを特定の期間保存することは必要かもしれないが、そのデータをある特定の技術で保存することが本当に必要だろうか。それとも、もっと新しい技術に移行できるのか」(同調査ページ)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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