Sony Computer Entertainment(SCE)の携帯型ゲームプレイヤー「PlayStation Portable」(PSP)が、米国時間24日より北米で発売される。しかし、予約注文をしていないユーザーは、PSPを入手するのに四苦八苦することが予想される。
大手小売業者は、SCEが米国での発売時期を発表した直後から、PSPの予約を受け付けている。そして今、ほとんどの小売業者が、初回出荷分の予約受付を完了したと述べている。今から注文したユーザーの手元にPSPが届くのは、来月あたりになりそうだ。
ゲーム専門の小売業者EBGamesのオンラインストアは、 PSPを顧客に4月12日に引き渡すとしている。Best Buyは、特定顧客に限定して予約を受け付けたが、それも数時間で売り切れた。AmazonのパートナーでもあるToys "R" Usとゲーム専門のGameStopは、ゲームプレイヤーの引き渡し日について、予約受付順に提供されると述べるにとどまり、具体的な日付については言及を避けている。
PSPを250ドル以下で入手したいと考える北米のユーザーは、さらなる苦戦を強いられるだろう。北米の大部分の小売業者は、多数のゲームや付属品をバンドルしてPSPを販売しているからだ。例えば、Wal-Martのオンラインストアで扱うPSPパッケージのうち、最も安いものは374.45ドルに価格が設定されている。この374.45ドルのパッケージには、複数の周辺機器とゲーム1本が付属する。また、カナダのほとんどのユーザーは、SCEの「Gretzky NHL」ホッケーゲームが同梱されたパッケージを購入しなければならない。
どうしても発売日にPSPが欲しい人は、寝袋持参で、長蛇の列に並ぶ覚悟が必要だ。Circuit Cityなど、大手小売業者の一部は、PSPの予約注文を受け付けないことにした。初回入荷分は、当日の朝、店頭で販売される。
サンフランシスコのユーザーは日の出を待つ必要はない。SCEは発売当日、複合エンターテインメント施設Metreonにある直営ショップの深夜営業を行い、午前12時01分から1人1台限定でPSPを発売する計画だ。
それでもPSPを入手できなかったユーザーには、競売大手のeBayがある。eBayでは、北米向けの標準PSPパッケージを、定価の250ドルに100ドルのプレミアム料金を上乗せして販売する。また日本向けのパッケージは200ドルちょっとで手に入る。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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