三菱電機、NTTドコモ、パスコの3社は、携帯電話に3次元(3D)都市地図および地理情報システム(GIS)データをインターネット配信する技術を開発した。3社が2月3日に明らかにしたもの。2月7日から10日にかけて東京都内、同技術ベースの歩行者ナビゲーションシステムの実証実験を実施する。
3社は、市販の3D都市地図から必要な情報を選別して圧縮配信するソフトウェアと、携帯端末上で動作するソフトウェアを開発した。これにより、空間表示を使う道案内などの新サービス提供に必要な、3D都市地図の配信/表示が可能となった。例えば、利用者の見る風景と同じ映像を端末に表示できるので、わかりやすい道案内が行えるという。
実験では、端末に3D都市地図、ルート案内情報、ビル名称などのGISデータを配信し、目的地まで道のりを案内する。「リアルな3D都市空間表示を使う観光/歩行者用ナビゲーションシステムについて、実用化検証を行う」(3社)
今後、3社は共同で、道案内以外に緊急時の防災避難経路案内、観光案内/設備点検業務の入力支援など、さまざまな用途に向けた開発を進める。
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