アップルコンピュータは12日、米国で1月11日から14日まで開催されているMacworld Expoで発表された新製品群の日本での出荷予定や価格を発表した。
まず、ハードディスクではなくUSBフラッシュメモリーを搭載した携帯音楽プレイヤー「iPod shuffle」を今週末から出荷する。チューイングガムよりも一回り小さくて軽い。2タイプが発売され、120曲保存できる512Mバイトモデルが税込み価格1万980円、240曲保存できる1Gバイトモデルが同1万6980円と、いずれも競合他社の製品価格よりも安価だ。身につけて使うことができる専用のネックストラップとヘッドホンが付属する。
また、高さが約5cmで重さが約1.3kgと過去のMacintoshの中でもっとも軽くて小さい「Mac mini」を1月29日に発売する。ディスプレイやキーボード、マウスなどは別売りになっている。Mac OS X バージョン 10.3(Panther)が搭載され、画像や音楽、動画などを扱える統合ソフトのiLife'05やビデオ会議のiChat AV、Mail、Safariウェブブラウザなどソフトウェアも用意されている。価格は、PowerPC G4プロセッサ1.25GHz・HDD40Gバイトモデルが税込み価格5万8590円、1.42GHz・80Gバイトモデルが同7万140円。両モデルともに256Mバイトの333MHzDDR SDRAM、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、FireWire400ポート1基、USBポート2基などを搭載する。
ソフトウェアの新製品では、iPhotoやiMovie、iDVD、GarageBand、iTunesの最新バージョンが1つに統合されたデジタルライフスタイルアプリケーションのパッケージ製品「iLife'05」が1月29日に発売される。税込み価格は8190円。
このほか、ドキュメントやプレゼンテーションを作成して発表するためのソフトウェア「iWork'05」を2月から順次発売する。税込み価格は8190円。このソフトは、豊富なテンプレートが用意されて段組編集などが簡単に行えるワープロ「Pages」とプレゼンテーションソフト「Keynote2」の2つのソフトが含まれる。
さらに、High Difinition Video(HDTV)の取り込みや編集が簡単にできるビデオ編集ソフト「Final Cut Express HD」を2月に発売する。税込み価格は3万1290円。
なお、日本の直営店アップルストアは銀座(東京)と心斎橋(大阪)にあるが、名古屋(愛知)に3店舗目が1月22日にオープンする。
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