NECとNECパーソナルプロダクツは、燃料電池ユニット一体型のノートPCを試作した。両社が10月19日に明らかにしたもの。10月20〜23日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されるWPC EXPO 2004に参考出展する。
同試作モデルは、燃料電池ユニット内蔵の自律制御システムを使い、PCの起動/終了時、負荷状況、燃料の液量/濃度などに応じて燃料電池を制御する。その結果、出力制御の最適化が可能となり、燃料電池をメイン電源とするノートPCを実現した。
燃料電池の出力密度を70mW/平方cmに向上させたことで、発電素子を従来品に比べ約25%小型化。さらに、薄型発電ユニットを開発し、約20%の薄型化も達成した。
試作モデルは、超低電圧版インテルPentium Mプロセッサ713(動作周波数1.10GHz)と、12.1型TFTカラー画面を搭載。燃料カートリッジ1本(250cc)で約10時間の動作が可能という。
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