Blu-ray Disk Association(BDA)は10月4日、設立総会を開催し、新たに米大手映画会社のFoxが参加したと発表した。Foxは理事会(Board of Directors)の一員として、Blu-ray Diskの規格策定などに携わる。
FoxのMichel O'Neil氏はBDAに参加した理由について、「Blu-ray Diskに関するより深い知識を得るとともに、コンテンツプロバイダからの要求を規格策定に反映するため」と説明する。特に著作権保護技術の規格に関して、積極的に携わっていく方針のようだ。ただしO'Neil氏は「(フォックスの)コンテンツをBlu-ray Diskで提供すると確約するわけではない」と話し、今後の展開には慎重な姿勢を示した。
BDAはBlu-ray Diskの規格策定などを行う団体で、Blu-ray Disk規格を提唱したBlu-ray Disc Foundersが前身となっている。理事会にはFoxのほか、Dell、Hewlett-Packard、日立製作所、LG電子、三菱電機、松下電器産業、Philips Electronics、パイオニア、サムスン電子、シャープ、ソニー、TDK、Thomsonの計14社が参画している。現在BOAへの参加を表明している企業は理事会メンバーを含めて計73社にのぼるとのことだ。
BDAでは2006年をBlu-ray Diskの普及時期とにらんでおり、今後は規格の策定・開発のほか、製品の互換性の確保、普及促進といった活動を行っていく。BDAに参加するソニーの西谷清氏は「Blu-rayはデジタル家電やPC、映画などのあらゆる用途に最適なディスクだ。2006年にはBlu-rayを使った数多くのソフトが市場に出回り、急速に普及することを期待している」とした。
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