米大手ゲームメーカーElectronic Arts(EA)のベストセラー商品「Madden NFL」の最新版に、厄介な問題が発見されたことを受け、ユーザーらは同社に対し、20ヤード罰退してファーストダウンからやり直すように求めている。
ビデオゲーム史上最も人気の高い商品の1つで、EAにとってはドル箱となっているフットボールゲームの最新版「Madden NFL 2005」を買ったユーザーらが、いくつものウェブ掲示板で、同ゲームの誤作動について苦情を申し立て、さまざまな修正を要求している。また、同製品をリコールして修正済のものと交換するようEAに求めるオンライン嘆願書には、300人分の署名が集まっている。
問題となっている誤作動は、いずれも試合をよりリアルに再現するために加えられた2つの機能に関係している。このうち、新たに付け加えられた「フォーメーション・シフト」機能は、ユーザーがスクリメージラインにいるオフェンスの選手を操作し、相手のディフェンスラインを攪乱するためのものだが、試合中にこの機能を使うボタンを叩き続けると、相手ディフェンスの「疲労度」を高める以前からの機能が勝手に働き始め、ついには疲労困ぱいしてしまうという。
この誤作動は、1人でプレイする場合にはあまり問題にならないが、オンラインで他者と対戦しようというユーザーにとっては、相手を負かす格好の武器になる可能性があるという。
「ボールをスナップする前に、このフォーメーション・シフトの機能を何度か使われてしまうと、ディフェンス全体が疲弊し、戦闘能力が失われてしまう」とあるユーザーは嘆願書に書き込んでいる。「対戦相手が気づかない間に、この誤作動を簡単に利用できてしまう...この誤作動のせいで、新バージョンでプレイすると、ゲームがめちゃくちゃになるかもしれない」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス