カリフォルニア州クパチーノ発--Apple ComputerのCEO(最高経営責任者)Steve Jobsは米国時間22日、RealNetworksによるiPodオープン化の提案を公の場で一蹴し、そんなことをしてもビジネス的に意味をなさないと語った。
当地で開催されたAppleの年次株主総会で講演したJobsは、iPodをほかの音楽配信サービスと連動させるには、初期投資に加え、継続的なコストも発生すると説明した。
「正直にいえば、そんなことはやる値打ちもない」と述べたJobsは、RealNetworksがこれまでもAppleに多数の提案を行ってきたことに言及、またRealの音楽配信サービスは「成功を収めているとは言えない」と付け加えた。
株主総会出席者の一部からAppleの市場シェアが縮小していることについて質問が出たが、Appleの経営陣は、同社がローエンドのデスクトップPC市場では戦わないとの決断を下したと説明。幹部の1人は、代わりに、利益率が高く40〜50%のマーケットシェアを持つiPodに力を入れることにしたと語り、この判断を正当化した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向け に編集したものです。
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