Apple Computerは28日(米国時間)、一部のiBookでロジックボードに欠陥が見つかったことを受け、回収・修理を行うプログラムを開始した。
Appleは同社のウェブサイトに載せた説明のなかで、この無料修理プログラムを全世界で開始すると述べている。
これらの製品では、ロジックボードの欠陥から、ディスプレイ関連のさまざまな問題--動画表示にスクランブルがかかったり歪みが出たりする、画面上に予期せぬ線が現れる、断続的に動画がフリーズするなどの症状が現れる、などが発生するという。
iBookで問題が発生するという話題は、今月はじめに開かれたMacworldの前まで、さまざまなMacファンサイトで、これまで頻繁に取り上げられてきていた。
Appleは、このプログラムについて、シリアルナンバーがUV220XXXXXXからUV318XXXXXXのiBookが対象となると述べている。同社によると、この問題はロジックボード上の特定の部品に関係するもので、またこの問題から事故等の安全に関わる問題が発生した例はないという。
「iBook Logic Board Repair Extention Programは、全世界をカバーするプログラムで、2002年5月から2003年4月の間に製造された特定のモデルで、特定の部品の故障を経験したiBookのロジックボードを修理・交換するものである」(同社ウェブ上の説明)
Appleは、販売後3年以内のマシンについては、同社で費用を負担し、またすでにこのロジックボードの問題で修理を行いその費用を支払っているユーザーには代金を払い戻すとしている。
この問題の影響が懸念されるiBookユーザーに対して、Appleまたは同社の認定サービス業者に連絡を取ることをAppleは勧めている。同社は、修理にかかる費用を配送費を含めて全額負担するとしており、またメインのロジックボードを修理もしくは交換することで対応すると述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス