検索結果を視覚的に表示する技術を開発した新興企業の米Groxisは、米Googleが提供する検索サービスに隙間を見つけ、それを利用したいと考えている。
Groxisは、同社のデスクトップ検索アプリケーションを使用しているユーザーが、Googleの30億以上のドキュメントを検索できる無料のプラグインを、2週間のうちにダウンロードできるようにすると発表した。
このツールは、GroxisユーザーがGoogle検索結果を、キーワードクエリに基づいて関連したデータに分類し、グラフィックマップに表示するように設計されている。Google自身はこのようなサービスを提供していない。
たとえば、「Wi-Fi」という用語を検索すると、「ニュース」「802.11」「ホットスポット」というようなトピックに分類された「Wi-Fi」に関するいくつかの球体のカテゴリ領域が表示される。ユーザーは任意のカテゴリ領域をクリックすることで、具体的な興味のあるウェブページをさらに深く探していける。
「このプラグインによって、Googleの検索結果を教育関係者、学生や研究者にとって役立つような形で視覚化できる。これはPageRank(Googleのアルゴリズム)に基づいて編成される、長ったらしい検索結果リストでは提供できないものだ」と、Groxis最高経営責任者(CEO)のR.J. Pittmanは説明した。
Groxisは、今週発売された同社の検索ソフトウェア、Grokker 2を49ドルで販売している。ウェブユーザーは30日間無料でこれを試すことができる。このデスクトップアプリケーションは、Yahoo、MSN、Teomaを含む6つのサーチエンジンのデータベースに同時にクエリを行い、ユーザーが何を探しているか特定できるように視覚的に表示してくれる。また、同ソフトはAmazon.comのオンラインストアも検索でき、結果を視覚的に表示する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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