日立製作所は12月9日、ハードディスク装置(HDD)を搭載する監視用デジタルレコーダー、DS-F221およびDS-F321と、カメラ9台を駆動できる電源ユニット、VK-AC950を発表した。DS-F221は320Gバイト、DS-F321は360GバイトのHDDを内蔵しており、記録データを圧縮することで1Tバイト相当の映像を保存できるという。
DS-F221およびDS-F321は、大容量のHDDと同社独自の映像圧縮技術を採用し、「防犯監視ビデオカメラシステムに要求される高画質/長時間の記録を実現した」(同社)。例えば、DS-F221にカメラ9台を接続して毎秒2枚の記録を行う場合、約1カ月分の映像を保存できる。ちなみに従来製品のDS-H200は、同じ条件だと約1週間分しか保存できなかった。
接続可能なカメラの台数は、DS-F221が9台、DS-F321が16台。いずれもHDDを2台内蔵し、同じ映像データを両HDDに同時記録できる。この場合、記録時間は通常の半分になるが、映像保管の信頼性を高められる。
カメラ映像内の人や物の動きを検知し、映像記録や映像切替えを連動させる機能も備えた。動きの検出間隔を従来製品の半分に相当する0.5秒間隔としたことで、「隙のない監視が可能」(同社)という。
操作面ではジョグ/シャトルの採用により、各種設定や操作が容易になった。設定画面もグラフィカル表示となり、多彩な機能を簡単な操作で利用できるとしている。
また内蔵Ethernet端子を使ってネットワークに接続すると、別売ソフトウェア、DSHNET3 Ver.2.0をインストールしたパソコンからカメラ映像の遠隔監視や本体の遠隔操作が行える。
DS-F221/VK-AC950 | |
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各製品の価格と発売時期は以下の通り。
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