ケーズデンキとギガスは11月21日、同日開催のそれぞれの取締役会において、04年4月をめどに株式交換による事業統合を行うことで合意したと発表した。
両社はすでにローコストオペレーションを確立し、高収益体質を構築しているが、全国規模で大手量販店同士の競争が激化し、プレーヤーの淘汰・寡占化が進む家電小売業界のなかで、今後とも、競争を勝ち抜きながらさらなる成長を遂げるため、両社対等の精神で、事業統合を行うことを決めた。
現在、ケーズデンキでは、関東および東北一円を拠点として全国に170店(直営106、フランチャイズ64)をもっており、また、ギガスは東海エリアを中心に、47店の家電量販店を展開している。今回の事業統合によって、両社の経営資源およびノウハウを積極的に活用、統合することで、競争力をさらに高めるとともに、財務体質と高収益体質を強化し、家電小売業界において強力なポジションを目指していく方針。
事業統合後は、ケーズデンキが完全親会社、ギガスが完全子会社となるが、具体的な内容については、両社で事業統合委員会を設置し、商品、情報システム、物流の統合、人事交流および出店戦略等について協議していく予定。
なお、株式交換において、完全親会社となるケーズデンキは従来通り上場を継続するが、完全子会社となるギガスについては、04年4月末までに上場廃止となる予定。
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