ファーストフード最大手の米McDonaldが、米Apple Computerのオンラインミュージックストアから10億曲を無料でダウンロードできるキャンペーンを計画していると、あるレポートが伝えている。
New York Post紙が米国時間11月6日に伝えたところによると、McDonaldがどのように楽曲を配付するのかは分からないものの、発表はもうすぐ行われる予定だという。
もしこれが事実であれば、McDonaldとの提携は、来年初めに1億曲を無料配布するとAppleが発表していた米PepsiCoとの提携を、大幅にしのぐものとなる。Pepsiでは、2月1日から60日間限定で専用パッケージのロング缶と1リットルのボトルを販売する計画だ。このキャンペーンで販売される飲料には、3本に1本の割合で、楽曲を1曲無償ダウンロードできるコードが記載される。
AppleはiTunesミュージックストアのWindows版を10月16日にリリースしている。同社はその4日後に、100万曲以上を販売し、また同社のiTunes for Windowsソフトウェアも100万件のダウンロードがあったことを明らかにしている。
Appleは11月6日、米Napsterが有料サービス開始後の最初の1週間で30万曲を販売したのに対し、同社は先週だけで150万曲を販売したと発表。Appleの示したNielsen SoundScanの調査結果によると、これにより先週同社は合法ダウンロード市場で80%のシェアを確保したことになるという。また、オリジナルのMac版iTune Music Storeを4月に始めて以来、同社では合わせて1700万曲以上を販売したと述べた。
New York Post紙の記事によれば、PepsiCoとMcDonaldは正価で曲を購入するという。いずれの場合も、当選分のすべての曲がダウンロードされることは考えられず、各社の負担するコストは、それぞれが無償提供する分の理論上の最高額を下回ることになる。
McDonaldは、この件に関して声明を発表し、「I'm lovin' it」キャンペーンの一環として「音楽、スポーツ、ファッション、そしてエンターテイメントで斬新な計画」を実施していくとしているが、Post紙の記事については詳しいコメントは控えている。
「発表できる合意内容がないので、記事以外の部分は推測になってしまう。今後数週間あるいは数カ月以内に、さまざまな発表を行う予定なので、今しばらく待って欲しい」(同社)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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