エッジ(堀江貴文社長)は11月5日、Linuxをベースとしたデスクトップ用OS「LindowsOS4.0日本語版」を、インストール不要で起動する「LindowsCD 日本語版」を11月28日に発売すると発表した。価格は3980円。
新製品は、パソコンのハードディスクにインストールする必要がなく、CD-ROMドライブから直接起動できる新しいタイプのOS。起動方法は、「LindowsCD日本語版」のCD-ROMを、パソコンのCD/DVD-ROMドライブにセットし、電源を入れるだけ。インストールを行わないため、他社製OSがインストールされているパソコンでも「LindowsOS4.0 日本語版」を起動できる。
これによって、ビジネスユーザーからモバイルを多用するパソコン中上級者ユーザーまで、CD-ROM 1枚で自分のPC環境を構築することが可能となる。
機能としては、プラグ&プレイへの対応やインターネットの閲覧といった、「LindowsOS4.0日本語版」が備える多くの機能をそのまま利用できるほか、他国語のパソコンにも対応しており、海外出張時でも「LindowsCD日本語版」1枚で日本語のLindows環境を実現する。
さらに、万一パソコンの動作が不安定になっても、「LindowsCD日本語版」をドライブから取り出して再起動するだけで、パソコンを元の状態に戻すことができる。
なお、メールは、livedoorなどの無料Webメールサービスを利用し、ブラウザには、ノルウェーのOpera Software ASA社が開発し、トランスウエアから日本語版が発売されている高性能タブ型Webブラウザ「Opera 7.21 for Linux」の広告バナー付き無償版をプリインストールした。
データの保存についてはハードディスクの替わりにネット上のストレージサービスを利用する。同社の提供するストレージサービス「データホテル」では、利用できるディスクスペースの容量にあわせて、複数の料金システムを設定する予定。
同社では、高いセキュリティが必要とされる企業システムのほか、ホテルや駅、コンビニや学校など不特定多数のユーザーがネットサービスを受ける公共・商業施設での利用を想定しており、発売開始後約3年間で合計200万本程度の販売を見込んでいる。
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