パソコン用ソフトおよび周辺機器を開発する米Corex Technologiesは15日(米国時間)、米MicrosoftのOutlookに保存された連絡先情報を自動的に更新するサービスを発表した。
Outlookは仕事上の連絡先情報を記録しておくための最も一般的な個人情報管理(PIM)ソフトウェアであるが、AccuCardはこのOutlookと連携するソフトウェアで構成される。AccuCardは、全ての連絡先情報を読み取り、それらの連絡先に向けて、3ヶ月に1回自動的にメッセージを送り、連絡先情報の確認あるいは更新状況を尋ねる。そして、その返信内容を整理し、契約者のOutlookの連絡先リストにまとめる。
また、返信情報のほうも、Corexが管理する安全なデータベースに保存され、連絡先リストの中にそのユーザーを含んでいる他の契約者がいれば、その契約者のほうの情報も自動的に更新する。
Corexのマーケティング部門ディレクター、Tom Stearnsは、「我々は、どのような手順にすれば、情報の更新依頼を受け取った人が使いやすいと受け止めてくれるかを、十分に研究した。更新依頼を受け取った人が負担に感じてはいけない。そこで、『こちらに対して情報を更新すれば、他の皆さんに対しても情報も更新でき、その後90日間はこちらからの連絡は行きません。』というone e-mail systemを実現した」と語った。
Corexは、スキャナ用のCardScanシリーズで最もよく知られている。CardScanは、情報を紙の名刺から読み取り、Outlookや他のPIMソフトの連絡先項目に変換する。AccuCardに似たサービスはCardScanにも含まれているが、Corexでは特に顧客情報の管理を自動化したい企業向けに、単独のプログラムの市場があると考えたとStearnsは説明する。「顧客関係管理(CRM)システムを使う企業にとって、常に最新情報を把握しておくのは難題だ」(Stearns)
AccuCardの無料試用バージョンは、Corexのホームページからダウンロードできる。完全版の価格は、1年間で50ドル。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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