ついに出た、米MSから横スクロールするマウス-初の黒革装タイプも

 米Microsoftは3日(米国時間)、ワイヤレスキーボードとマウスの新製品を発表した。この中には、横スクロールできるマウスや、同社で初めての革でコーティングしたマウスも含まれている。

 新しく登場したマウスのうち、3つのモデルには、Microsoftが「Tilt Wheel Technology」と名付けた機能を搭載しており、ユーザーはウェブページや表計算ソフトその他の文書を見る際に、ホイールを使ってカーソルを水平方向に動かすことが出来る。Microsoftは、以前からあるスクロールホイールの考え方をベースにして、カーソルの横方向への移動を可能にするためホイールを左右に傾けられるようにした。

 これらのマウスのうち、「Wireless IntelliMouse Explorer」という製品、は黒い革で覆われている。これは、ファッション性のあるPC及び周辺機器を選びたいというコンピュータユーザーへのアピールを狙ったMicrosoftのマーケティング上の動きのひとつだ。

 ソフトウェアでよく知られているMicrosoftだが、実はキーボードとマウスの売上でも世界で先頭に立っている。

 今回発表された製品のなかで、Tilt Wheel Technologyを搭載しているのは「Wireless IntelliMouse Explorer」「IntelliMouse Explorer(ワイヤレスではない)」「Wireless Optical Mouse」の3つ。IntelliMouse Explorerは、右利きのユーザー向けに人間工学的に優しいデザインとなっている。一方、Wireless Optical Mouseはどちらの手でも使えるように設計されている。

 新型のマウスは全て光学式で、内部にローラーボールを持たない代わりに、カーソルの動きをトリガーするのに反射光を使用する。Microsoftは、ワイヤレス光学マウスの電池の寿命が延びるように光学式の技術をアップグレードしたと説明している。

 同社はまた、ワイヤレスのキーボードとマウスのセットを4種類発表した。そのうち、「Wireless Optical Desktop Elite」では、傾けられるスクロールホイールを、マウスについているものの他に、キーボードにも付けている。

 新しいワイヤレス製品は、無線でコントロールするおもちゃと同じ周波数である27MHzの無線帯域を使用している。Microsoftによると、製品は潜在的な信号干渉を減らすための「smart receivers」を搭載しているという。

 今回発表となったマウスとキーボードは、9月末には世界中の店頭やオンラインストアに並ぶことになる。小売価格は革が使われているWireless IntelliMouse Explorerが約65ドルになるほか、Wireless Optical Desktop Eliteは大体105ドル程度になる、とMicrosoftは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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