ジャストシステム、Linux用一太郎などデスクトップ製品を市場投入

WebBCN (コンピュータ・ニュース社)2003年05月16日 10時06分

 ジャストシステムは5月15日、Linuxにおける快適な日本語デスクトップ環境の拡大に向け、Linux用デスクトップ製品を市場に投入すると発表した。

 同社では、1999年からLinux用ATOKを市場に投入し、Linuxの日本語入力環境を支援してきた。今回は、官公庁や地方自治体、大学を中心とした教育機関、研究機関、企業に対してLinux用のデスクトップ製品を提供することで、これまで利用が進んでいなかったLinuxのデスクトップ用途としての活用を促進するのが狙い。

 第1弾として、最新の日本語ワープロソフト「一太郎 for Linux」および、強力な変換エンジンを搭載した日本語入力システム「ATOK16 for Linux」を開発し、今年度末から順次発売する。両製品とも、Windows用の最新版と同等の機能を搭載する予定で、共通の操作性や機能によって教育コストの削減を支援し、これまで作成した一太郎上のファイルやATOKユーザー辞書の共有を可能にする。

 さらに、「ConceptBase」シリーズなどのサーバーソフトウェアについても、今後、積極的にLinuxをサポートしていく予定。

 同社では、Linuxの日本語環境整備に向けた取り組みを積極的に行うことで、Linuxのデスクトップでの普及を加速させるとともに、コミュニティと協調し、Linuxの基盤強化を推進していく。

ジャストシステム

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