ヤマハは2月5日、今年3月末をもってパソコン用CD-R/RWドライブの販売活動を終了し、同事業から撤退すると発表した。
昨年春以降、高速記録機の低価格化が進み、同社のタ−ゲットとする中高級価格帯市場が急速に縮小した。CD-R/RWドライブのパソコンへの標準搭載も急速に進み、またDVD対応機も台頭している。こうした状況が、同事業の存続を困難なものにしたという。
「高音質記録技術やディスクへの直接印字技術の搭載などで、競争力の維持に努めてきたが、これ以上経営資源を投下し続けることは出来ないと判断した」(同社)
今後は、これまで蓄積した技術をホームシアターなどの既存ビジネスに向け、新たな成長ビジネスの開発にシフトするという。
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