米国時間1月8日に米国ネバダ州ラスベガスで幕を切る「Consumer Electronics Show (CES)」では、intelやソニー、任天堂など各国の新製品・新技術が相次いで発表される。
米IntelがCESで発表すると見られるのは、今四半期後半に出荷予定の「Banias」(コード名)と呼ばれているモバイルプロセッサーだ。情報筋によると、1月9日の午後に行われるCESの基調講演で、Intelのクレイグ・バレット (Craig Barrett)CEOが、同チップの正式名と詳細について語るという。なおIntelは、同社ノートパソコン用製品に向けて、「Centrino」と「Iomir」の名称を特許商標庁に登録している。
ソニーは米SanDiskと共同で、リムーバブル・フラッシュ・メモリー「メモリースティック」の新バージョン、「メモリースティック・プロ」を発表すると見られる。両社は同製品の開発を2001年から行ってきた。さらに、消費者向け電子機器業界に近い筋の話として、ソニーは新しいロゴと共に「アイワ」ブランドを復活させるとの情報もある。今春にも同ブランド名で新製品を発表する予定という。
米Hewlett-Packard(HP)がデモ公開するのは、「Digital Media Receiver」と呼ばれる新しい家庭用ネットワーク機器だ。家庭内のネットワーク通して、デジタル写真や音楽などのメディアを有線/無線で配信することができる。HPは7日、内蔵型と外付け型のパソコン用4倍速DVD+RWドライブを発表しており、これをCESでデモ公開する予定。内蔵型の「HP DVD 300i」(299ドル)については、今週からOEM向け出荷が始まっており、2週間後にも同製品を搭載したパソコンが市場に出る見込み。なお、FireWireやUSB 2.0に対応する外付け型「HP DVD 300e」(399ドル)は、2月4日に発売される。
任天堂はCESで“メガトン級”の発表をすると予告している。詳細は明らかにしていないが、携帯ゲームプレーヤー「Game Boy Advance」の新バージョンを紹介するのではないかとの憶測が飛んでいる(CNET Japan編集部注:任天堂は日本時間1月7日にゲームボーイアドバンスSPを発表している)。この他、米Adobe Systemsが、パソコン内の画像データを管理する消費者向けデジタル写真管理ソフトウエア「Adobe Photoshop Album」を公開する予定。2003年のCESは新製品が目白押しである。
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