NECとNECパーソナルプロダクツは2月14日、PCで録画したTV番組や、音楽・画像などを持ち運び、視聴することができるモバイルマルチメディアプレーヤー「VoToL(ヴォトル)」を商品化、3月下旬から同社直販サイトで注文を受け付けると発表した。年間1万台の販売をめざす。発売時日は未定だが価格は3万9900円。
動画、音楽、画像、テキストなどのファイル形式の再生に対応。PCと連携することで、手軽に動画データが取り込めるのが特徴。大きさは高さ123×幅61×厚さ18(最厚部22)mmで、重さは約188g。ハードディスク内蔵型で容量は約30GB。2.7型カラー液晶ディスプレイを採用した。対応ファイル形式は動画が、MPEG2、MPEG4(SP/ASP)、WMV9(DRM10対応)、音楽は、MP3、WMA(DRM10対応)、WAV、Ogg Vorbis、AAC、静止画がJPEG、GIF、PNG、BMP。さらにテキストファイルの表示にも対応する。連続再生時間は動画(MPEG2)で約4時間、音楽(MP3)は約8時間で、充電時間は約3時間。そのほか、SDカードスロットも備えた。
MPEG2の動画データ再生に対応することで、PCで録画したTV番組を、ファイル変換なしでそのまま取り込み、視聴することができる。さらに、NEC製のTV機能搭載PCであれば、録画予約一覧から転送予約を設定するだけで、録画したTV番組を「VoToL」へ自動転送することも可能。また、各種コンテンツ再生の他に、観光旅行での英会話をサポートする「音声翻訳機能」も搭載した。
筐体素材にはホワイトアルミを採用するとともに、携帯嗜好品として、フレグランスボトルや携帯用ウィスキーボトルをモチーフにしたデザインを採用した。
同社では「動画再生対応の携帯プレーヤーは当社で初の製品となるが、今のところ配信サービスなどの開始は予定していない」としている。また、コンテンツの転送方法については「専用ソフト Vo ToL Linkを使って行う方式。ただし同ソフトにはCDのリッピング機能がないため、CDを転送するにはMS Media Playerなどであらかじめリッピングしておく必要がある」としている。
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