ドイツセキュリティ企業大手のAviraは12月16日、消費者のセキュリティ意識についての調査結果を発表した。調査結果によると、回答者の62.84%が年間を通してウイルス対策ソフトをいくつも試していることが明らかになった。
25.15%のユーザーがウイルス対策ソフトでPCの動作が遅くなると考え、それを理由に使用中のウイルス対策ソフトを停止してもよいと考えているという。12.01%のユーザーは安全上の理由から、ネットを使わないようにしようと考えたことがあると回答している。
同社のデータセキュリティ専門家であるSorin Mustaca氏は「消費者が毎年セキュリティ製品をいくつも試していることは、自分に最適な製品を見つけようとしている表れのため驚かないが、PCの性能のために平然とセキュリティ製品を停止してもよいと考えているユーザーが25%もいることは怖い」と述べており、「販売する側がセキュリティソフトに対して、もっと配慮しなければならない」としている。調査は、世界中の同社製品ユーザーを対象に実施したもので、有効回答数は9091。
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