「Know URL」は、短縮URLのもとになったURLを表示してくれるサービスだ。実際にアクセスすることなく元のURLを復元して表示してくれるので、短縮URLに仕掛けられた悪意のあるトラップにひっかかるのを未然に防いでくれる。
Twitterでよく見かける「bit.ly」などの短縮URLは、長いURLを少ない文字数におさめるために考案された仕組みだが、もとになっているドメインおよびURLを見えなくしてしまうことから、悪意を持ったURLを偽装していることも少なくない。
直接被害を被らなくとも、アフィリエイトリンクを踏まされて不愉快な思いをした経験は誰にでもあるだろう。Twitterの専用クライアントであればこうしたURLを展開表示してくれる場合もあるが、どれにでも実装されているというものではない。
このサービスはこうした短縮URLを復元し、もとのURLを画面上に表示してくれるというものだ。使い方はいたって簡単で、サイトトップページにあるフォームに調べたい短縮URLを入れて「Show URL」をクリックするだけ。
短縮URLは前述のbit.lyのほか、試してみた限りではow.lyやtinyurl.com、さらにAmazonが提供しているamzn.toなど、種類を問わず対応しているようだ。クリック後数秒で、下段にオリジナルのURLが表示されるので、あとはそのURLを見てアクセスするかどうかを判断すればよい。
また、URLの下に表示されている「Virus scan link」をクリックすると、Googleが提供しているセーフ ブラウジングのページにリンクする。ここでは、Googleのロボットが巡回するにあたり、過去90日にわたってマルウェアなどが検知されなかったかどうかを教えてくれる。複数のスキャンエンジンを使った「URLVoid」ほどの信頼性はなさそうだが、アクセスしてよいかどうかURLだけで判断がつかない場合に役立つだろう。
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