「fix on」は、仲間内で予定を調整するためのオンラインサービスだ。イベントの詳細と候補日を記したページを作成し、メンバーを招待して都合を記入してもらう。
新規にイベントを登録するにはあらかじめユーザー登録をしておく必要がある。ログインした状態でトップページにある「新規登録」を押すとイベントの登録画面に移行するので、タイトル、場所、詳細、候補日をそれぞれ入力する。候補日についてはカレンダーをクリックして入力する以外に、フリーテキストでの入力も可能。これを利用して、同一日程で異なる時間の登録もできる。
オプション画面では、招待したメンバーの名前や、プルダウンメニューの選択肢をカスタマイズすることもできる。メンバー名については招待された人が自分で書き込むことも可能だが、幹事がここにあらかじめメンバーの姓名を登録しておけば、誰が参加するかの告知を兼ねられてよいだろう。
また都合を書き込む選択肢については、デフォルトでは○×△の三択が登録されているが、例えば△を消したり、またフリーテキストで「遅刻して参加」といったオリジナルの選択肢を追加したりもできる。
各項目の入力が終わり登録ボタンを押すと、予定内容をまとめたページが作成され、同時にURLが発行される。このURLを各メンバーにメールなどで知らせて、予定を記入してもらうという流れだ。ちなみにサイト上にメール送信フォームは用意されていないが、「ツイートする」ボタンを押せばイベントのタイトルとURLをTwitterでつぶやくことができる。
ちなみに本サービスはケータイからの利用も可能だ。ほかのメンバーの予定を参照できるほか、新たに予定を書き込むこともできるので、PCを持っておらずケータイしか使えないメンバーを誘うのにも適している。
ざっと使ってみたが、内容的にはシンプルイズベストで、余分な機能がないことから逆にサクサクと使えて好感が持てる。ただしページは暗号化されておらず、パスワード機能もないので、個人情報の登録は避けたほうがよいだろう。また他人の予定を書き換えることもできてしまうので、基本的には信頼のおける仲間内での利用に限定すべきだと感じた。
問題があるとすれば、候補日が横に連なる形式なので、あまりに候補日の数が多かったり、右端のコメント欄に長い文章を書き込んでしまうと、出欠表の横幅が広がって画面の右にはみ出してしまうことだろうか。同様の問題を抱えている他サービスは多いが、本サービスも例に漏れないようだ。今後はこうした見た目の部分の改善も期待したい。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」