岡山県警生活環境課と津山署は10月27日、インターネットオークションを悪用し権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた、青森県青森市の会社員男性(32歳)を著作権法違反の疑いで逮捕し、28日に岡山地検津山支部へ送致した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が発表した。
この男性は7月20日ころ、Adobe Systemsが著作権を有する「Adobe Creative Suite 3 Master Collection 日本語版」を複製したDVD-R1枚を、鳥取市の男性に対し8000円で販売していた。警察の調べによると、男性は生活費を稼ぐために海賊版を販売していたことを供述しているという。またACCSでは、Microsoftが著作権を有するソフトウェアの海賊版が販売されていた事実も確認しており、同社も告訴を予定している。
男性宅の家宅捜索では、PCなど20品目72点が押収された。今回の逮捕は、岡山県警の捜査員が4月にサイバーパトロールで男性の出品を確認し、ACCSを通じて著作権者に連絡したことが端緒となる。
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