今や、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の中心的な位置付けとなったTwitter。しかし、利用者が増えるにしたがって、Twitterを利用し続けることが重荷になったり、Twitter上でのコミュニケーションにストレスを感じ始めている人も多いようだ。もし少しでもTwitterに疲れてしまったな、と感じているならばこの本を読むことで、すっと肩の力が抜けるだろう。
「Twitterは本来、楽しく自由に使えるサービスなんだから、へんなルールに縛られなくていいんだよ」と、優しく教えてくれるのが本書だ。
Twitterを始めたら、何か大げさな活動をしなくてはいけないのではないか、フォロワーが少なくては意味がないのではないか、などと勘違いしてしまいそうなほかのTwitter本とは、一線を画している。著者本人の体験談だけでなく、世界のユーザーからの体験談も含め、Twitterのさまざまな利用の仕方を見せてくれる。そうすることで、「こうしなければいけない」というルールなどないことが分かる。
また、心ないツイートを受け取ったり、Twitterの不具合や単なる操作ミスで起こるアンフォローやブロックに落ち込んだりした場合の対処法も、とるべき行動と考え方の両面から提案している。
さらに、日本人が少々苦手とする「ビジネスライクだけどフレンドリー」という米国での「自分と他人との距離感」について、その心がけや気の持ち方について丁寧に説明している。本書を読み、タイトルのとおり「ゆるく、自由に、そして有意義に」Twitterを使えたら、こんなに楽しいことはない。
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