モレスキンを初めて書店の棚で見たときの衝撃は忘れない。それまで「ノート」といえば、数百円の学習用ノートしか使った事がなかった身からすれば、千円以上もする分厚い本のようなモレスキンが、「ノート」であるのは不思議だった。
数年後、ようやく1冊購入してみたものの「高いノートだから大切に使わないと」という余計な思いが強すぎて、結局1ページも書かずに本棚に眠ってしまっている。そんなモレスキンへの壁を取り払い、使う楽しみを提供してくれる本が現れた。
モレスキンの魅力を余すところなく伝えようとする本書の著者は、日頃からモレスキンを愛用している、ブログ「Lifehacking.jp」管理人の堀正岳氏と、ブログ「moleskinerie[モレスキナリー]」管理人の中牟田洋子氏だ。
このディープなモレスキンユーザーの2人と多くの協力者によって、アイデアメモ、タスク管理、スケッチなどのさまざまな使い方が紹介されている。モレスキンに手を加えてオリジナルを作るカスタマイズの例、一緒に使うと便利なグッズ紹介など、次々と出されるアイデアを読むだけで200%は活用できそうだ。
分厚く丈夫なモレスキンの特徴を活かした活用術のほか、別のノートやメモ帳にプラスして使える応用術なども多数紹介されている。ノート術、メモ術の本としても他に類がないほどの情報量である。
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