このほど米政府に特定された12人目のロシア人スパイ容疑者が、ハイテク業界とつながりを持っていたことが明らかになった。この容疑者がMicrosoftに勤務していたのだ。
The Washington Postが米国時間7月14日に報じたところによると、この人物はAlexey Karetnikov氏といい、米連邦捜査当局は同氏が現在問題になっているスパイ活動の「初期段階」にあったと確信しており、そのためロシアに強制送還する措置がとられたという。同紙が引用した匿名の米政府関係筋は、Karetnikov氏が米国滞在中に「情報を入手することは一切なかった」と強調している。
The Washington Postによると、Karetnikov氏はシアトル周辺に居住し、2009年10月からソフトウェアのテスターとしてMicrosoftに勤務していたという。Microsoftは同紙に対し、Karetnikov氏が実際に10月から従業員として働いていたことを認めた。
Karetnikov氏は連邦判事と対面し、12日にロシアに帰国するよう命じられたとのことだ。裁判所は、同氏が米政府の許可なく米国に戻って来るようなことがあれば、「刑事および民事上の罰則を科されることになる」と伝えたと、The Washington Postは報じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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