情報処理推進機構(IPA)は4月25日、大型連休中の情報セキュリティに関する注意喚起を発表した。この注意喚起は、連休中や連休明けの企業や家庭でのトラブルやウイルス感染、情報漏えいなどの防止が目的。企業のシステム管理者やPC利用者、家庭でのPCやスマートフォン、タブレットの利用者も対象としている。
システム管理者に向けては、連休前の対応として不測の事態が発生した場合の緊急対応体制の再確認をはじめ、サーバやPCのOSやアプリケーション、ウイルス定義ファイルを最新のものに更新すること、情報の持ち出しや取り扱いルールの再徹底、情報システムへのアクセス権限の再確認、パスワード管理の徹底、サイバー攻撃対策の点検などを呼びかけている。
企業でのPC利用者には、連休が明けてからまず初めにOSやアプリケーション、ウイルス定義ファイルを更新するよう呼びかけ、連休中に持ち出したPCやUSBメモリなどのウイルスチェック、添付ファイルを安易に開かないことなどを提言している。
家庭での連休中の注意点としては、自分が管理していないPCやUSBメモリに、自分のUSBメモリやPCを接続しないこと、必要なデータのバックアップ、Winnyなどのファイル共有ソフトを使わないこと、SNSで他人のページなどに書かれているURLを不用意にクリックしないこと、アプリを不用意にインストールしないこと、パスワード管理を徹底することなどを挙げている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」