シマンテックは3月29日、日本人のネットセキュリティに対する意識調査の結果を発表した。
調査によれば、日本人は平均して週に49時間(起きている時間の3分の1以上)ネットを利用し、ほぼ全員(90%)がメールのチェックや、ネットショッピングやオンラインバンキングなどのネット決済を行い、ウェブの閲覧(週13.2時間)やSNS上の交流(週6.8時間)に多くの時間を費やしていることがわかった。5人に1人(19%)が、ネットがなかったら3時間以内に禁断症状を覚えるだろうと回答した。
ネットを使う日本人のうち3分の1以上(38%)が、自身のクレジットカード番号や銀行口座などの金融関係情報が最も価値があるとし、続いて28%が連絡先や名前などの個人情報に最も価値を見出していることがわかった。
一方で、4人中1人以上(27%)が、書類や写真、連絡先、音楽などの個人情報をバックアップしていないと回答した。このほか、10人中8人近くの日本人が、見知らぬ人に自分のPCにアクセスされるくらいなら1億円をあきらめると回答していることがわかった。
日本のユーザーはネット犯罪や脅威に対する基本的な知識や保護の必要性への理解が比較的高く、コンピュータ上の情報に1億円の価値を見出す人が約8割もいる。
一方で、基本的なセキュリティソフトやウイルス対策で事足りると考えているユーザーも4人に1人おり、現在利用可能なセキュリティ製品について約4人に3人が「よくわからない」もしくは「全くわからない」と回答していることが明らかになった。
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