UPDATE Googleがついに書籍販売事業へと参入する準備を整えた。
「Google eBookstore」が米国時間12月6日午前、米国向けにローンチされた。Googleは、電子書籍という勢いのある市場に新規参入しようと、何カ月間にもわたって取り組んできた。Googleは、Random House、McGraw Hill、Simon & Schuster(米CNETの親会社でもあるCBSの1部門)、Penguin Books、MacMillanといった多くの大手出版社と提携を結んでいる。同サービスは、「Google Book Search」プロジェクトですでにスキャン済みの膨大な数のパブリックドメインの書籍に加えて、現在出版されている「膨大な量」の電子書籍を提供する予定で、タイトル数は合計で300万強となると、Google Booksのエンジニアリング担当ディレクターを務めるJames Crawford氏は述べた。
計画段階においては「Google Editions」として知られていたGoogle eBookstoreは、電子書籍の販売でウェブベースのアプローチをとっている点において注目に値する。顧客は、自分のGoogleアカウントを介して書籍を購入することができ、最新のウェブブラウザを使ってほぼすべての任意のデバイスから書籍にアクセスすることができるとCrawford氏は述べた。同社はまた、Appleの「App Store」と「Android Market」向けの電子書籍リーダーアプリケーションを開発し、顧客のアカウントと同期させることにより、自宅のPCで購入した書籍を、ログインするたびに自分が今いる場所を気にすることなく、通勤時に携帯電話で読み始めたり、職場のシステムで昼食時に数ページ読んだりできるようにする予定であると同氏は述べた。
Crawford氏は自動同期機能について、「自分がどこにいるかをまったく気にする必要がないという点を特長とする」と述べた。ただし書籍は、個々のGoogleアカウントにロックされ、Adobeの「Adobe Content Server 4」(ACS4)テクノロジによって保護される予定である。
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