NTT東日本は、タブレット型の情報端末「光iフレーム」を11月25日に発売する。光iフレーム向けに暮らしに役立つアプリやサービスを配信するプラットフォーム「フレッツ・マーケット」も同時に提供する。
光iフレームは、7インチのタッチパネルを採用したタブレット端末。子供やシニア層でも簡単に使えるシンプルなインターフェースにこだわった。フレッツ・マーケットで配信されるニュースや天気予報、地域情報、料理レシピなどのアプリを登録でき、更新情報を自動で受信させることもできる。無線LANに対応しており家中で持ち運んで利用できる。
端末は、指で触れることで操作できる静電容量式と、タッチペンなどで操作する抵抗膜式の2種類を用意した。価格は2万4150円だが、月額315円のレンタルサービスも提供する。フレッツ・マーケットの月額利用料は210円となっており、端末をレンタルすれば月額525円でサービスを利用できる。また、端末とサービス料が6カ月無料となるスタートキャンペーンも提供する(2011年5月末までに申し込み、同年11月末までに利用開始が条件)。
端末のOSにはAndroid2.1を採用している。その理由としては、フレッツ・マーケットへ参入するコンテンツ事業者の拡大を狙う意図がある(Android Marketには未対応)。フレッツ・マーケットはフレッツの回線網経由でしかアクセスできないが、ウェブブラウザやフレッツ・マーケットでダウンロードしたアプリ(事業者のサーバへアクセスするもの)は、他の一般的なネット接続回線経由でも利用できるという。アプリの料金は500円以下が中心となる予定。NTT東日本は、11月下旬までに35種類、2011年3月までに50種類のアプリを提供するとしている。
NTT東日本の取締役コンシューマ事業推進本部ブロードバンドサービス部長の井上福造氏は、光iフレームを「家庭で使える情報ボックス」と表現し、主婦層やシニア層、PCを利用しない層をターゲットにしたいと意気込みを語った。
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