「Google Books」の和解から手を引く期限を守らなかったとして、許される人がいるとしたら、それはおそらく死海文書を書いた人たちだろう。
イスラエル考古学庁は死海文書のデジタル化作業をGoogleに依頼した。死海文書は初期のキリスト教史を記録した文書としては、これまでに発見された中で最も古いものの1つである。CNNの報道によると、Googleは900枚の写本のスキャンを担当するという。実際には、これらの写本は1940年代から1950年代にかけてイスラエル国内の複数の洞穴で発見された3万点以上の断片で構成されている。
イスラエルの研究家たちは、死海文書がさらなる写真撮影に耐えられるかどうか心配するようになっていた。光と空気にさらされることは、文書に悪影響を及ぼすからだ。CNNの報道によると、Googleはスペクトルスキャンと赤外線スキャンの手法を用いて死海文書のデジタルコピーを作成し、完成後にオンラインで一般公開する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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