Microsoftは米国時間9月27日、「Hotmail」に新たなセキュリティ機能を追加した。これにより、アカウント乗っ取りがより困難になると同時に、乗っ取られたときにはより簡単に回復できる。
Hotmailでは、アカウントが乗っ取られたりパスワードを忘れたりしてアカウントがロックされた場合、そのアカウントに入るために、セキュリティ用の質問に答えるか、別の電子メールアドレスに電子メールを送信させることができる。しかし、セキュリティ用の質問は、多くのユーザーが忘れたり、ウェブで調査して他人が簡単に特定できるなど、問題になることもある。
今回の機能追加により、今後はさらに、携帯電話の番号を登録して、パスワードをリセットするためのコードをSMSで受け取ったり、信頼できるコンピュータを事前に登録しておき、そのコンピュータを使うことでパスワードをリセットしたりすることができる。
それに加え、ユーザーの証明方法を追加したり変更したりするには、少なくとも1つの既存の証明方法にアクセスする必要がある。つまり、パスワードを盗んでも、パスワードを変更して正規ユーザーを締め出すことができなくなる。証明方法を登録していなかった場合には、「www.windowslivehelp.com/accountrecovery」でMicrosoftのサポート担当者から直接助力が得られる。
また、正当であると確認された電子メールには「信頼された送信者」アイコンが表示される。公共のコンピュータでパスワードをタイプしたくない場合には、携帯電話にワンタイムパスワードを送ることができる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」