任天堂は米国時間9月13日、「スーパーマリオブラザーズ」シリーズの25周年を正式に迎え、同社の発展を切り開いた人気シリーズの記念日を祝っている。
1983年のアーケードタイトル「マリオブラザーズ」に続き、世に出されたスーパーマリオブラザーズは、宮本茂氏が生み出した恰幅の良い口ひげの生えた配管工マリオと緑の衣装に身を包んだ兄弟ルイージが活躍するタイトルであり、1985年に「ファミリーコンピュータ(海外ではNintendo Entertainment System:NES)」でリリースされた。以後、マリオとルイージは、任天堂の家庭用ゲーム機、携帯ゲーム機の市場展開をけん引する存在であり続け、その全世界におけるソフトウェア販売数は初代タイトルだけで4024万本を超えている。
任天堂によると、スーパーマリオブラザーズシリーズは、25年の歴史において家庭用ゲーム機および携帯ゲーム機で2億2400万本を世界中で売り上げているという。この集計値には、NES版の初代タイトルのほか、「スーパーマリオブラザーズ2」「スーパーマリオブラザーズ3」「スーパーマリオワールド」「スーパーマリオ64」「スーパーマリオサンシャイン」「Newスーパーマリオブラザーズ」「スーパーマリオギャラクシー」「NewスーパーマリオブラザーズWii」の販売数が含まれる。
同シリーズの衰えない魅力は、任天堂によるシリーズ最新タイトル「スーパーマリオギャラクシー2」に見ることができる。同タイトルは、任天堂が7400万台を売り上げるWii向けのシリーズタイトル第3弾として発売され、6月末までに400万本を超える販売数を達成しており、5月のリリース時には最高の評価を得ている。
スーパーマリオブラザーズの25周年を記念して、任天堂は「スーパーマリオコレクションスペシャルパック」を発表した。同パックは日本では10月21日に発売予定である。Andria Sangの報道によると、このスペシャルパックはWii対応ソフトで、1993年の同名タイトル(北米では「Super Mario All-Stars」としてリリース)の「復刻版」であり、スーパーマリオブラザーズ1、2、3と「スーパーマリオUSA」の計4本のソフト収録されるという。
これらのゲームに加えて、今回のスーパーマリオコレクションには、同シリーズの歴史を振り返ることができるブックレットも付属する見込みだ。このブックレットには未公開のアートワークや開発資料の掲載が予定されている。また、初代からスーパーマリオギャラクシー2までの各ゲームから収録したCDサウンドトラックも同梱される予定だ。
スーパーマリオブラザーズの25周年キャンペーンについては、任天堂の記念ウェブサイトで参照できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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