「Google TV」プロジェクトにおけるGoogleの主要パートナーの1社であるIntelによると、対応機器が予想よりも早く登場する可能性があるという。
Intelの最高経営責任者(CEO)を務めるPaul Otellini氏は、米国時間9月8日付けThe Wall Street Journalに掲載されたインタビューの中で、Google TV対応機器が「今月出荷開始される」と述べた。同氏のこの発言は、9月に消費者向けに機器が発売されるという意味か、それともハードウェアのパートナー企業が9月に小売りチャネルへの出荷を開始するという意味なのか不明だ。この点についてGoogleに説明を求めたが、2010年秋に機器がローンチする予定だという回答しか得られなかった。
Google TVは、ハイテク業界が長年抱いてきたテレビ業界への参入という目標をハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実現しようとするものだ。現在、テレビ業界はケーブルおよび衛星通信の会社に支配されている。Googleは、5月に開催されたGoogle I/OでGoogle TVのソフトウェアを発表したが、8月に行われた別のカンファレンスでは、対応製品が10月にローンチする予定だと述べていた。
Otellini氏は、Google TVと刷新された「Apple TV」を比較して、Appleの製品は「実にシンプル」であることから「わたしの母親」に受け入れられるだろうが、同氏の息子は「クール」だという理由でGoogle TVの方を好むだろうと述べた。言うまでもなくOtellini氏率いるIntelは、今後、両社が手がける製品にチップを供給していくことになる。Appleは引き続き「Mac」にIntel製チップを使用するし、Logitechなどのパートナーが開発するGoogle TV対応機器には「Atom」チップが採用される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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