Appleが音楽関連のメディアイベントを米国時間9月1日にサンフランシスコで開催すると発表したことから、すべてのMac愛好家がカレンダーのその日に印を付けていることだろう。アナリストらによると、最大の発表の1つは、クリックホイールをなくして刷新された「iPod nano」かもしれないという。
クリックホイールはその登場以来、技術における産業エンジニアリングの最も象徴的な存在の1つであったが、遠からず科学博物館へと追いやられることになるのかもしれない。KaufmanのアナリストであるShawn Wu氏が、iPod nanoの「デザインの大幅刷新」がAppleのメディアイベントの発表の1つかもしれない、と情報筋からの話として述べているという。
Wu氏は、クリックホイールを搭載しないiPod nanoが実際に、2010年のメディアイベントで披露されるかどうか、あるいは、今後登場することがあるかどうかさえもわからないと述べたが、「『iPod mini』に代わって登場した2005年から続くデザインからの大きな転換となる。かつては最も売れているiPodであった製品に活力を与えるには、抜本的な刷新が適切かもしれないと思う」と述べた。
クリックホイールをなくす代わりに、おそらくは小型のタッチスクリーンを搭載することにより(iPod nanoサイズの「iPod touch」を想像してほしい)、AppleのiPodラインアップの中で、2000年代を通してAppleの復活を支えた旧式のクリックホイールを搭載するものは1つだけとなる。
また、クリックホイールを搭載しないiPod nano上で、App Storeのアプリケーションや、新しく開発されたアプリケーションを実行することのできる「iOS 4」またはそのカスタマイズ版が稼働するかどうかについても明らかではない。エントリレベルのデジタル音楽プレーヤーとして競争的な価格を維持できるかどうかもまだわからない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス