YouTubeは、ユーザーがアップロードできる動画の長さの上限を10分から15分に延長した。長い動画を作成する人にはうれしい知らせだ。
YouTubeの米国時間7月29日付けのブログ投稿によると、長さ制限の延長はYouTubeユーザーから最もリクエストの多かった機能だったが、同社が他のプロジェクトや裏側のインフラストラクチャに取り組んでいる間、実現を延期しなければならなかったという。例えば、同社は2010年3月、毎分24時間分の動画がアップロードされていると発表した。その量は、わずか3年前の約6時間から激増している。今回上限が伸びたことから、その量はますます増加するものと思われる。
実は2005年にYouTubeが初めてローンチされたときには、ユーザーは10分以上の動画をアップロードできたが、上限を設けなければ、著作権保護されたコンテンツの全編を容易にアップロードすることができてしまう状態だった。そこでYouTubeは上限を設けるとともに、「ディレクター」「コメディアン」「ミュージシャン」「達人」などの新しいアカウントタイプを追加した。このアカウントを取得するには、数ステップ余分に登録操作が必要だが、時間の上限が取り除かれる。それ以外のYouTubeユーザーは、単純に動画を10分単位に分割することによって、長さの制限を回避していた。ただしこの方法は、YouTubeのコンテンツフィルタによって違反であるとフラグ付けされるまでしか効かない。
YouTubeは、これまでに長すぎるコンテンツをアップロードしたことがある人は、それを削除してから再度アップロードしなければならないと述べている。また同社は、「yt15minutes」とタグ付けした15分間の動画をユーザーから募集する、「15 minutes of fame」(誰でも15分間は有名人になれる)というプロモーションを展開している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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