iPhone 4は、第3四半期において、期末である6月27日までのわずか3日間だけ販売された。Appleは当時、同期間で170万台を販売したと発表していた。iPhone 4のアンテナ問題について17日に開催された記者会見では、Jobs氏は、その日までにiPhone 4が300万台売れたと述べた。
Cook氏は20日、iPhone 4について、アンテナを遮るような持ち方をすると問題が発生する可能性があるというニュースが広まった後も、需要の低下は見られていないことを示唆した。「われわれが完成したユニットをひたすら売っている」と同氏は述べた。
Appleは依然としてiPhone 4の生産体制を増強しており、いずれ需要に追い付くのは間違いない、とCook氏は付け加えた。
347万台というMacの販売台数は、1四半期の販売台数としては過去最高であった。Macの販売台数が前年同期比33%増だった点は、iPadがMacの販売を明らかに共食いしているとは言えないことを示している。
Cook氏は、共食い現象の問題についてAppleの社内で話し合っているが、今までのところはそうした現象は見られないという。「(iPadの)販売を開始してからまだ3カ月しか経っておらず、『判断するには時期尚早』というのが答えだと思う。この第3四半期を見ると、約330万台のiPadを販売したまさにその四半期が、Macにとっても最良の四半期になった。われわれにとって、これは驚異的なことだ」(Cook氏)
Apple全製品の米国外での売り上げは、同四半期の売り上げの52%を占めた。Cook氏によると、Macは特にアジアで好調だという。売り上げはアジア太平洋地域で73%増、中国で144%増、香港で約100%増だった。
iPodは、全体としては販売台数が減少しているが、「iPod touch」の売れ行きは48%増と引き続き好調で、iPodの同四半期の売上高を4%増加させたとOppenheimer氏は述べた。これで、「iOS」搭載デバイスの累積販売総数は、Jobs氏が2010年6月にWorldwide Developers Conferenceで予測したとおり、1億台となった。
Appleは、第4四半期の売上高を180億ドル、1株あたり利益を3.44ドルと予測していると述べた。これには、アンテナへの干渉を防ぐためにiPhone 4のユーザーに提供する無料ケースに対してAppleが負担する費用が含まれている。Appleは、第4四半期に同社が負担するこの費用が約1億7500万ドルになる見込みと述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力